3カ所に分かれる難波の歓楽街
難波で歓楽街と呼べる場所は、3つの場所に大きく分けられる。

1カ所めは、難波の風俗の代名詞であるファッションヘルスが犇めく、「アメリカ村の南側エリア」である。嘗てこの地域は一大ソープランド街であった。ファッションヘルスが多いのも、この名残である。治安もあまり良くは無く、ならず者が溜まり、半ば無法地帯となっていたが、大阪万博の開催の折り、ソープランドが軒並み淘汰され、治安の回復も迅速に行われた。その後は商店街として復興が進み、現在ではアメカジなどを取り扱うファッション系の店が多く立ち並ぶようになったのである。

2カ所めは「難波中エリア」である。ビジネス街と飲食店街が融合されたような場所であるが、ここにはファッションヘルスは見られず、その殆どが無店舗型のホテルヘルスとなるため、一見するだけではどこに店舗があるかわからないようになっている。所在する風俗店の業種は多種多様で、若い女の子専門のお店は勿論の事、人妻系から巨乳系や貧乳系、はたまたSMやM性感といったフェチ向けのお店など、さまざま。主たるビルに何軒もの風俗店が入居しているのが特徴であり、他の店舗へ移動する場合には便利な地域である。また、ビジネスホテルはもとより、ラブホテルの数も非常に多い。さらには、駅出口から程近い事もあってか、デリバリーヘルス店などでは、待ち合わせ場所としてもよく利用される。

3カ所めは、通称ひっかけ橋として知られる「戎橋周辺」だ。ここでは風俗店は殆ど見受けられない代わりに、キャバクラやガールズバー、ピンサロ、セクキャバ、ホストクラブなどが立ち並ぶ。近隣には飲食店も多いため、2件目、3件目にこういった店舗を利用しようと考える人にはかなり便利だが、大阪で最も路上でのキャッチ行為が多い場所と言っても過言では無く、利用しない人に対しては非常に迷惑となっている。
それ以外で風俗店が集まる場所は無く、千日前商店街の近くに数店舗程見られるのみである。こちらはラブホテルまでの距離が遠い為か、店舗型のファッションヘルスが多い。また、吉本芸人御用達のあの「難波秘密倶楽部」もこのエリアに所属している。

なお、難波に含まれることの多い心斎橋には、中国・韓国エステや許可を得て営業しているか不明なサロンなどが専らで、一般的な風俗店はかなり少ない。こちらにはキャバクラなどの店舗も少なく、飲食店やアパレルショップが占めている。また、御堂筋沿いにはシャネル、ルイ・ヴィトン、ボッテガ・ヴェネタなどの海外一流ブランドショップを筆頭に、アップルストアなどがあり、アメリカ村や難波中、さらに戎橋周辺とは街並みがガラッと変わる。風俗とは少し違うかもしれないが、18歳未満禁止風なところを敢えて述べるとすれば、リアルラブドールの製造で有名なオリエント工業のショールームがあることくらいだろうか。

大阪一の繁華街と言われる難波でも、歓楽街と呼べるエリアは狭い範囲に絞られる。しかも、隣接している日本橋と比べると風俗店の数は少ない、ということも、以外と知られていない事実である。
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